MacにRubyのインストールを行った記事です。先月Ruby3.2がリリースされたので、更新作業も追記。
この記事は以下の機種で試しています。 MacBook Pro 2020(Intel)
MacBookにはすでにRubyがインストールされている。
MacBookには、なにもしなくてもRubyがインストールされています。ターミナルを起動し、以下のコマンドを打つことでインストールされているRubyのバージョンを確認することができます。
% /usr/bin/ruby -v ruby 2.6.8p205 (2021-07-07 revision 67951) [universal.x86_64-darwin21]
Rubyの基本的な文法は、バージョン2.6でも学習することはできます。このまま始めても良いのですが、どうせなら最新バージョンを使いたい!という欲望があったので、インストール作業から始めることにしました。2022年9月時点でのRuby最新バージョンは3.1です。これをインストールすることにしました。
Homebrewとrbenv
プログラマ版のAppleStoreみたいなものがHomebrew。
たくさんのRubyバージョンをインストールして切り替えながら使うことができるrbenv。
今回はこの2つをインストールすることにしました。rbenvをインストールするにはHomebrewが必要なのでまずはこちらから。
Homebrewのインストール
公式サイトに手順が載っていますが、こちらのコードをターミナル上にコピペするだけでインストールは完了します。
% /bin/bash -c "$(curl -fsSL https://raw.githubusercontent.com/Homebrew/install/HEAD/install.sh)"
rbenv
rbenvはRubyを複数インストールして切り替えることができる便利ツール。インストールはrbenvのREADMEを読みながら進めていきます。
手順が少し長いので、メモを残して置きます。
rbenvのインストール
# インストールする brew install rbenv brew install ruby-build # 最新版に更新をしてみる。 brew upgrade rbenv ruby-build
Macログイン時にrbenvが使えるようにする。
#vimはテキスト編集を行うソフト。テキストエディタといいます。 % vim ~/.zshrc --- ここから.zshrcというファイルの中身です。 # に以下を記述する。場所はどこでもいいけど、最終行に追記した。 eval "$(rbenv init -)" --- ここまで # このコマンドを実行すると、.zshrcに追記した内容が反映されるらしい。 % source .zshrc
rbenvでRubyをインストールする。
# rbenvというコマンドが使えるようになっているはず。 # ダメだったら新しいターミナルを立ち上げる。 % rbenv -v rbenv 1.2.0 # インストールできるRubyのバージョン一覧。めっちゃ出てくる。 % rbenv install --list-all # Rubyをインストール。コーヒー休憩でもしながら気長に待ちます。 % rbenv install 3.1.2
インストールしたRubyを使えるようにする。
# インストールしたRubyたちを一覧で表示する。 % rbenv versions * system 3.1.2 # 使いたいRubyのバージョンを以下のコマンドで変更します。 % rbenv global 3.1.2 # このコマンドを呼ぶと確定、反映されるようです。 % rbenv rehash # もう一度確認すると、*が3.1.2を指しているはず。 % rbenv versions system * 3.1.2 # この状態でRubyのコマンドを使って最終確認できればインストール完了! % ruby -v ruby 3.1.2p20 (2022-04-12 revision 4491bb740a) [x86_64-darwin21]
(追記) Ruby3.2をインストールする。
すでにrbenvのインストールが終わっているので、追加手順は以下を実行するだけでした。更新作業はお手軽でいい感じ。
# 最新版に更新をする brew upgrade rbenv ruby-build # Ruby3.2.0-rc1がでてくれば更新済 % rbenv install --list-all | grep 3.2. # Rubyをインストール。コーヒー休憩でもしながら気長に待ちます。 % rbenv install 3.2.0-rc1 # 使いたいRubyのバージョンを以下のコマンドで変更します。 % rbenv global 3.2.0-rc1 # このコマンドを呼ぶと確定、反映されるようです。 % rbenv rehash % ruby -v ruby 3.2.0rc1 (2023-01-06) [x86_64-darwin22]
作成:2022年09月18日
更新:2023年01月06日